JARL日本アマチュア無線連盟の第52回通常総会「尾張名古屋総会」が,平成22年5月30日(日),愛知県名古屋市の「名古屋市公会堂」にて全国から会員1,289人が出席(10時50分現在)して開催されました。
JG1KTCは1,700名を超えるたいへん多くの皆様よりご委任をいただきました。心より厚く御礼申し上げます。会員皆様にJARLの貧窮現状を十分にご理解をいただき,理事会,評議員会,支部長連絡会の議を経て,国の公益法人改革による新生JARLを誕生させ,会員皆様のためのJARLに真の改革・再生を進めたく,自らを律して理事者として審議に臨みました。心中をお察しいただければありがたく存じます。(画像の前列左端理事席がJG1KTCです)
なお,委任状を当方までお届けくださいました皆様には,議事の詳細を郵便にてご報告申し上げます。取り急ぎ概略を報告させていただきます。
■式典
午前10時に総会式典が開会,実行委員長の開会宣言,東海地方本部長の歓迎のあいさつ,JA1AN原会長から主催者あいさつがおこなわれました。
続いて来賓としてご出席いただいた総務省東海総合通信局 鈴木 茂樹 局長らからご祝辞をいただきました。
河村たかし名古屋市長の代理として出席いただいた 大西副市長より河村市長にもまさるユーモアあふれるご祝辞もいただきました。
祝電の披露,2,241名の永年会員表彰と続き最後に平成21年度JARL主催コンテストのクラブ対抗部門年間総合第1位の仙台電波高専OBクラブに楯と表彰状が贈られ式典は終了しました。
■議事
午前11時20分から総会の議事が開始され,事務局長より総会成立宣言,議長団らの選出が行われたのちに,専務理事より1,2号議題の説明,監事より監査報告の後,質疑応答となりました。
●議題 第52回通常総会議案
第1号議題 平成21度業務報告の件
第2号議題 平成21年度収支決算承認の件
第3号議題 平成22年度事業計画案承認の件
第4号議題 平成22年度収支予算案承認の件
第5号議題 定款第20条第2項ただし書による理事承認の件
第6号議題 社団法人日本アマチュア無線連盟の定款、規則及び選挙規程の全面改正並びに一般社団法人日本アマチュア無線連盟の社員選出のための臨時社員選挙実施要領の承認の件
第7号議題 会費前納者の取扱いに関する特別決議の承認の件
昼食時間を挟んで午後1時議事再開,11名の質疑応答がなされ,午後1時53分に第1号議題,第2号議題が賛成多数で原案通り承認されました。
続いて,3,4号議題の説明が会長・専務理事からなされ,質疑応答がおこなわれ15名の方が質問に立ち,午後4時36分,3,4号議題が賛成多数で原案どおり承認されました。
次に5号議題の説明が会長からなされ,質疑応答がおこなわれ2名の方が質問に立ち,午後4時45分,賛成多数でただし書き理事2名が承認されました。
続いて,国の公益法人改革による新法人への移行,JARLの将来を大きく左右する第6号議題の説明が専務理事からなされ,午後5時3分から質疑応答がおこなわれ8名の方が質問に立ちました。
午後8時20分,議長判断により記名委任状(白紙委任状は含まず)を含んだ投票の結果,賛成11,074票,反対6,178票,保留16票の合計17,268票で,定款変更に必要な出席正員議決権の4分の3の賛成票に達せず,第6号議案は承認に至りませんでした。
続いて,第7号議案の説明が専務理事からなされ,午後8時35分から質疑応答が行われ13名より質疑応答がなされました。
午後9時36分,議長判断により,出席正員の挙手による採決(委任状は含まず)が採用され,午後9時50分過ぎ,賛成151票,反対160票,保留31票となり,賛成票が過半数に達せず第7号議案は承認に至りませんでした。
最後に,2年も前から名古屋総会開催に向けて準備を進めてこられた実行委員会の皆様,当日ご担当いただきました議事運営委員並びに運営委員,お手伝いをいただきました皆様に心より厚く御礼申し上げます。たいへんお疲れさまでした。アイボールQSOいただきました皆様ありがとうございました。
終了後,別室にて理事会が開催され,会長,副会長,専務理事の選出が行われましたが,会場の都合により発表を行うことができませんでした。速報として JARL WEB にて紹介させていますのでご高覧下さい。
今後,公益法人改革によるJARLの方向性など,審議の必要性について慎重に審議を重ねなくてはなりません。これらに要する多くの時間と総会費用など新たに多額の経費支出を生じることとなりましたが「無駄」とならないことを願っております.会員皆様のために建設的に審議を進めたいと考えるのは言うまでもありません。
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