島根から戻りました JARL QSLカード ビューロー 視察報告
JARL理事会初QSLビューロー視察実施!
転送に8~10ヵ月の長期間を要するなど、これまでのQSLカードの慢性的な遅延・遅配について、理事に就任直後より理事会で島根県簸川郡にあるQSLビューローの理事視察の必要性について強く訴えておりましたが、12月に入り許可が下り12月18日(木)~19日(金)に、私JG1KTCが指名され職場の休暇をとり急遽視察を実施いたしました。(なお、交通費は半額自己負担です。同行の伊部理事は当日午後に帰宅しました)
今後の改善点など詳細についてはJARL理事会に報告させていただきます。
JG1KTCのつぶや記です。
18日は、満席の朝一番機JAL1663便で出雲空港へ、QSLビューローには10時過ぎに到着、藤原社長にQSL転送状況について報告を受けるとともに、QSL転送作業の視察を行いました。社内では30名を超える女性従業員が、スケジュール表に基づき真剣な眼差しでQSLカードの仕分け・梱包・データ入力などの作業を行っておりました。
作業状況を長時間視察しましたが、視察時は改善が進んでおり作業状況・環境もしっかりしていることを確認しました。転送期間も少し改善された状況で、9月までにビューロー到着分のQSLカードの仕分け作業を行っており、今月末には偶数月発送先(関東 ・ 関西 ・ 中国地方と7Jのプリフィックスの方々)にお届けできるとのことです。
年末でもありスケジュールを1週間ほど前倒しで作業を進めているとのことでした。私自身、実際にカードを手に取り確認いたしました。QSLカードの保管状況もコンテナボックスにきちんと仕分けされ良好であると言えます。
QSLカードのダブルチェック、転送違いゼロに向けて社長の厳しい指導の下に「会員の宝物QSLカード」との認識をもって取り組んいる様子も確認することが出来ました。QSLカードの取り扱いなど調整を必要とする点もありますが良好であると言えます。
しかし、送られたQSLカードの中に、用紙が薄いものやサイズが異なるもの、広告の裏を使用したもの、記載が不鮮明なもの、コールサイン順に並べてないもの等があり転送作業に支障をきたしている状況を聞き、実際にQSLカードを確認するとそのとおりでありたいへん残念に思いました。
私は19日も、現在、海外宛QSLカードの発送を依頼している日本郵便出雲支社を訪ね支社長並びに郵便課長と発送取り扱いについて長時間お話を伺いました。勝部支社長は、郵政民営化されるまでは斐川町の荘原郵便局の局長を務められており、QSLビューロー発足時から長期間発送に関わっておられ詳細についてまで把握されておりました。
次に、飛脚宅配便、飛脚メール便を取り扱っている佐川急便出雲店を訪ね梶尾支店長と発送取り扱いについてお話を伺いました。佐川ゆうメールについては、佐川急便を経由して郵便局に発送依頼するため配達までにかなりの時間を要す場合もある旨の説明も受けましたが、迅速発送の協力をお願いしました。
次に、山陰道斐川インターから松江玉造インターを経由して約15分で松江市内へ、JARL会費受付業務代行並びにQSLビューローに変わって近隣等の方々のQSLカードの転送受付を行っていただいている(有)デンケンパーツ社にお邪魔し、社長からQSLカードの受付状況についてお話を伺いました。
近隣の方々以外にも旅行がてらに四国など遠路からの持ち込みもあったとのこと、なかにはQSLカードを送ってくる人もいるとのことですが、会員皆さんにQSLビューローに変わってカード受付を行っていることについて、さらに周知を図ってほしい旨のコメントもいただきました。営業時間は午前9時半から午後7時、定休日は水曜日、土日はもちろん営業していますとのことです。
ほかにも、出雲市内1店でもQSLビューローに代わってカードの受付を行っているとのことでした。
その後、QSLビューローに戻り昨日に引き続き作業を視察しました。静かな作業場では、QSLカードを仕分けする紙のこすれるような音だけが響いておりました。真剣に作業しているところに、外部からの雑音は作業効率を悪くする状況が目に見えて把握できました。
左の写真は、19日午後に郵便で届いたQSLカードです。コンテナボックス5箱、100kgを超える量でした。
このような量のQSLカードが平日の午前と午後に到着し、翌日までの時間に開梱整理してコ ンテナボックスに、24時間空調の効いた倉庫にて写真右のように保管管理しています。
倉庫内並びに在庫量も確認いたしました。
19日の夜、満席の最終便にて午後11時前に自宅に戻りました。以上、JG1KTCのつぶや記でした。
今後は、会員の皆さんへQSLカード転送状況など情報公開並びに島根県内のQSLカード受付店などについて周知を図るとともに、今後も継続して定期的な視察、これまで足りなかったしっかりとした管理を徹底して転送遅配の発生を防止し、QSLビューローと連携を強化してQSLカード転送の迅速化を進め、これまでにも増して信頼されるQSLビューローにいたしたく考えます。
会員の皆さんへのサービス提供をアマチュア無線の活性化に繋げていきたいと考えます。改善を要する点もいくつか確認出来ましたので、詳細は理事会に報告することといたしました。
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コメント
高尾(JG1KTC)様
はじめまして、小生JF2PLV村田と申します。ささやかにアマチュア無線を楽しんでいる1会員ですが、貴方様のJARL理事会報告を拝見しました。
日頃のご活躍感謝申し上げます。
理事会として、島根ビューローの視察を初めてなされたと聞き驚きです。一般会員のJARLに加入している、主目的はカードの速やかな転送を期待しているだけです。
それ以外の高度な技術の探求などは一部の方だけではないでしょうか。
それなのに、過去の理事が島根ビューローの実態を把握していないとは、全くの驚きでした。カードの遅配などは全く気にしておりませんが、島根ビューローの真剣な働きを紹介して頂き、現場のご苦労がよくわかりました。それにつけても過去の理事会の体制は愕くばかりです。理事体制の若返りが必要な気がしますね。
社会も変革の時です、一会員として応援しますので、今後とも会員の為に更なるご活躍を期待申し上げます。jf2plv
投稿: 村田憲彦 JF2PLV | 2009年8月20日 (木) 09時23分