ビューローからQSLカード到着 遅配解消は?
到着したQSLカードを分析
11月2日に島根のQSLカードビューローからQSLカードが送られてきました。偶数月発送先である関東・関西・中国地方と7Jのコールサインの方々にQSLが到着したことと思います。
QSLカード転送遅配の改善については先の「理事会つぶや記」でも報告しましたとおりですが,これまで慢性的な転送遅配7~8ヶ月も要していることは,会員サービスの低下はもちろんながら会員からの信頼もうすれ,アマチュア無線の活性化にも影響を与えていると私は考えております。
理事会でも改善を訴え,ビューローへの厳重注意,遅配改善,ついては会員の皆さんへの信頼回復を指示していたところでした。
今回届いたQSLカードの総数は,なんと通常送られてくる枚数の約3倍もの922枚(数えるのもたいへん)でした。その内訳は下表の通りです。なぜ,今月は通常の3倍もの枚数になったのでしょうか。これまでの遅延分・滞留分を処理したからでしょうか?これまでビューローに保管されていたQSLカードの大棚ざらい・蔵出しでしょうか。蔵出ししている期間に届いたQSLカードはまた同じことを繰り返されるのでしょうか?
2008年11月2日到着QSLカード等の内訳 | ||||
年 度 | 交信局数 | 到着QSL枚数 | ||
1985年 | 1 | |||
2001年 | 8 | |||
2003年 | 5 | |||
2005年 | 11 | |||
2006年 | 18 | |||
2007年 | 4016 | 173 | ||
2008年1月 | 95 | 36 | ||
2008年2月 | 290 | 148 | ||
2008年3月 | 245 | 131 | ||
2008年4月 | 941 | 265 | ||
2008年5月 | 202 | 72 | ||
2008年6月 | 112 | 33 | ||
2008年7月 | 535 | 13 | ||
QSLカード計 | 914 | |||
SWLカード | 7 | |||
参 加 証 | 1 | |||
総 計 | 922枚 | |||
転送されたQSLカードの内訳表ですが,単に交信日のみを分類したのでは参考になりませんので交信数も併せて列記しました。(画像は表のとおり年・月ごとに分類したQSLカードです)
今回の転送は,3・4・5・6月並びに7月上旬に到着したQSLカードの一部だけ転送処理を行ったようです。QSLカードの何枚かにはビューローへの発送日が記入されていました。その日付は,4月や5月何日と記入されていました。7月初旬ビューロー到着QSLカードの転送だけを考えれば,11月初旬ですから4ヶ月目に到着と転送期間が早くなっていると思われますが,7月初旬の交信数を考えると到着したのはほんの一部だけと言えます。仮に7月中にビューローに届いたもの全てを転送と言うのであればかなりの枚数になろうかと考えます。また,当局は8月にも多くの方と交信を楽しませていただいておりますことから,改善の兆しはあると言えますが、今すぐに評価を行うのは時期尚早と言えます。
3ヶ月転送実現を掲げていることも視野に入れて,まずはその転送を実現し継続して実施された時点で,ほんとうに改善され適正転送が実施されているか否かその評価を行うべきと考えます。
なお,1985年交信のQSLカードも同封されビックリ,さらに2001年羽田初フライトKH2移動運用の際のQSLカードが含まれていました。もしかして,私が発行したQSLカードが迷子になったいるのかとも思いました。その他,2005年のカードにはコンテスト参加時のQSLカードが未着との請求もありました。なお,2007年のQSLカードの多くは10月以降のものでした。
QSLカードに同封されていた東京コンテストの参加証,なぜか発行日は平成20年8月となっていました。とても不思議です。QSLカードは一枚も転送されないのに・・・。JARLの特別局のQSLカードやコンテスト参加証が優先されて転送されるのでは・・・と言う噂がありますが。
さらに,先日会員の方から,昨年11月末にビューローに送ったQSLカードが未だに転送されないので調査してほしいとの依頼がありました。詳細を確認したところ,一人だけでなく交信した複数の相手局に届いていないとのことですので単なる転送ミスではないようです。QSLカードの発送・ビューロー到着は間違いないようですし・・・となると,このQSLカードはどうなったのでしょうか?たいへん心配ですので,調査を依頼しております。もしかすると,今回転送されていたりして・・・・。
また,理事会等で会員が送るQSLカードに不備があるため転送に時間を要しているとビューローからの問題点として報告されていますので,今回転送された914枚の中にJARLがお知らせしている転送取り扱い規定に合っていないQSLカードがどれくらいあるか調べたところ,転送コールサインの記載不備(不鮮明や定められたところにコールサインの記載がないなど)や薄い用紙のものが17枚ありました。全体の2パーセントと言ったところでしょうか。コールサイン順に並べて提出についても,QSLカードの多くがプリンター打ち出しされたカードですので,ほとんどが順番に揃えられていると考えられます。
私に転送されたQSLカードを見る限り会員から送られるQSLカードの不備が大きいとはとても考えられません。残念ながら,単に転送遅配の言い訳と考えらても仕方ありません。しかし,JARLがお知らせしている転送取り扱い規定に合致しないQSLカードを発行している方には,注意を促すことが必要と言えます。これまで行っていないことが問題とも言えますが。
最後に,QSLカードの分類で,11月3日文化の日一日を過ごしました。ちょっと疲れ気味ですが。皆さんのお手元に届いたQSLカードの転送状況はいかがでしょうか?よろしければ状況やご感想をお知らせください。メールアドレスはこちらです。メール ぜひとも参考にさせてください。会員の皆さんにもっともっと信頼されるJARLに。アマチュア無線を楽しめる・盛り上げられる環境にして行きたいと考えます。
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